裁判員裁判での検察官としての職務

 

 

裁判員裁判は、従来の裁判で無視されがちであった市民感覚を裁判に加えるこ

 

とで裁判の結果を国民が幅広く納得できるようにするために導入されました。その

 

ため、裁判員に選出された一般の国民は国民の代表として大きな責任を負うこと

 

になります。

 

しかし、責任が大きくなったところで法律の素人であることには変わりない裁判員

 

のために、裁判の争点をどのようにわかりやすくするかなどが重要となり、裁判所

 

や検察などの協力が必要となります。検察側は公判における立証責任をもつ立

 

場であり、法律の素人である裁判員が容易に裁判の争点を理解できるような公判

 

活動を行います。また、裁判員は日々の生活の貴重な時間の一部を割いて裁判

 

員を務めるため、連日的開廷による集中審理で主張、立証を迅速、効率的に行う

 

必要があります。もちろん迅速だけではなく、正確に個々の事案の要点と争点を

 

主張、立証し、事案の本質を浮き彫りにしなければなりません。

 

スピーディーかつ正確に、そしてわかりやすくというものが検察側には求められる

 

ことになります。

 
このような検察側の取り組みを経て、裁判員は裁判について裁判官とともに話し

 

合い、国民の代表として、国民の市民感覚を影響させて被告の無罪、有罪、量刑

 

を決定します。

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